旅行記録
金沢の旅
2010/9/17
片町のホテルから北へ行き、尾山神社へ。ここの楼門は1875年のもので、和漢洋混淆の珍妙さ。
尾山神社
尾山神社楼門
楼門のステンドグラス
神社の庭
神社の庭

東へ向かい、金沢市立玉川図書館へ。もともとは矢橋賢吉設計・旧金沢煙草製造所(1913竣工)。それを補強し、谷口吉郎・吉生親子設計の現代建築と組み合わせた。このカップリングはとても出来が良い。
玉川図書館
玉川図書館
玉川図書館
玉川図書館
玉川図書館
玉川図書館

西へ向かい、長町武家屋敷街へ。足軽屋敷さえも立派。写真はその玄関と小屋裏。そして武家の野村家の内観。対面の間、二つの茶室のそれぞれ天井を中心に撮ってみた。茶室は一つが真菰の天井、一つが杉と桐を貼り合わせ、押さえにみどり松の丸木を使った天井。
野村家内観
野村家内観
野村家内観
野村家内観
このあたりは、普通に住んでいる人も多く、屋敷の維持が大変だろうなあ、と思わされた。前田土佐守資料館と老舗記念館を見学。前者では子女特集で、本などを陳列していた。

武家屋敷街を南進し、そのまま犀川の橋を渡り、室生犀星記念館へ。犀星の文字は……。下の写真は犀星が悲惨な幼少時代を送った雨宝院。
雨宝院

南下して西茶屋街へ。下は茶屋の内部のレプリカの写真。
東茶屋街
この後、さまざまな隠し部屋があり、いざという時の出城ともなったはずの妙立寺を見学。たいへんにおもしろい構築物だった。「忍者寺などといわれているが忍者とは何の関係もない」と数度にわたって解説があったが、寺を出て、直近の土産物店を通りかかると忍者グッズが……(笑)。

犀川を渡って新竪町商店街に入り、途中で東へと折れて、くらしの博物館・旧金沢二中へ。展示物はしょうもなかったが、建物はちょっとかわいい。 くらしの博物館
くらしの博物館
くらしの博物館・旧教室
そのすぐそばにウィン邸というかわいい洋館があるのだが、見られなかった。

そこから中心部へと戻っていく。途中にはいろいろな建物がある。まずは黒川紀章の厚生年金会館。すごく巨大な建物。改修中だった。石川県庁舎石引分室・旧陸軍金沢偕行社と県立博物館・金澤陸軍兵器支廠兵器庫。 県立博物館は中も見学。写真は古い構築部分を残しているところ。それから「シエラ・デ・コブレの幽霊」を野外上映するはずの場所近くを通る。
厚生年金会館
厚生年金会館
石川県庁舎石引分室・旧陸軍金沢偕行社
県立博物館・金澤陸軍兵器支廠兵器庫
県立博物館・金澤陸軍兵器支廠兵器庫
県立博物館・金澤陸軍兵器支廠兵器庫

水の流れに沿って道を下り、神社を抜けて21世紀美術館へ。とてもおもしろい形の美術館で、開放的な気分が漂う。ここで映画祭のメインプログラムが上映される。この美術館の向かいに牢獄を外側に張り巡らしたかのような市役所があって対照的。 21世紀美術館から金沢能楽美術館へと回る。「泉鏡花と能」というテーマ展を開催中。その日最後の見学場所として、 近代文学館(石川四高記念文化交流館)へ。ピンクの建物は入り口にある門番小屋?
21世紀美術館
金沢市役所
石川四高記念文化交流館
石川四高記念文化交流館
石川四高記念文化交流館

一旦ホテルに戻って休息し、夕方、「シエラ・デ・コブレの幽霊」を見るために再び街に出る。金沢工業大学主催の光のイベントをやっていた。写真はひどい。
月見光路
月見光路
月見光路
月見光路
野外上映はトラブルがあって上映が遅れ、ホテルに戻ったのは11時近くだった。